新会員卓話 熊谷 知穂君、綱木 良恵君

「今後の市場展望と『3』」 熊谷 知穂君(いちよし証券)

 今年の2/15に日経平均は30年振りに3万円を回復しました。今回卓話の依頼を頂き何をお話ししようか迷いましたが、私が身を置く証券界での関心時である今後の展望と「3」についてお話しようと思います。

 

 私が証券界に入ったのは1987年、オイルショック後のバブル景気に沸き同年10月にブラックマンデーの暴落はありましたが、2年後の1989年12月29日に38915円の最高値を付けバブルが崩壊しました。

 38915円、業界では「砂漠に行こう」と言われていますが、この30年間砂漠でさまよって漸くベースキャンプに戻った状況であると思われます。干支が60年、煩悩の数、除夜の鐘が108、私の証券人生も30年余、不思議に思って調べてみました。

 

 今年の大河ドラマの主人公は 渋沢栄一ですが、玄孫 渋沢健氏(コモンズ投信 会長)が「30年周期」を唱えています。1870~1900年江戸から明治への常識の破壊の30年、1900~1930年は日露戦争等 西洋の仲間入りをする繁栄の30年、1930~1960年戦争の破壊の30年、1960~1990年は高度成長期の繁栄期、そしてバブル崩壊から今まで続いた30年。

 

 30年周期で予見するとしたら今後は繁栄となりますが、コロナワクチンでも後れを取り、もはや先進国から転落とも言われる日本は今後どうなるのでしょうか。しかしながら今年のタイミングで渋沢栄一の大河、NHKには何の意図もなかったと思いますが、転機となればと期待したいものです。

 

 株式市場で根拠のない説明はアノマリーと言われますが、先の30年周期は今の段階では根拠のないアノマリーと思われます。最後に多少根拠を考えて今後の市況を展望したいと思います。今回の株価上昇をコロナバブルと囃すマスコミが大半ですが、今後を展望するには3つのポイントがあります。

 

1、 現在、主要先進国の中央銀行はかつてのリーマンショック比で比べ物にならない程のお金を世の中にばらまいている過剰流動性という金融政策を打っており、その効果でIMF(国際通貨基金)での米国の2021年の経済成長は6.4%という高成長と予想されています。

 

2、 景気は必ず循環します。景気後退がコロナ禍の昨年とすればその後の拡大期は100ヶ月続くのが米国での平均です。

 

3、 米国10年債金利が2%近辺まで上昇し今後ハイパーインフレが訪れるとの懸念。

 

 今は景気拡大での金利上昇、長期金利は景気を表し短期は金融政策を移すため、今の金利上昇では株価は腰折れしないといわれています。

以上の3点から『グローバル経済は長期拡大の初期段階』と言われています。今後を見通すことは常に難しいと思われますが、東芝の半導体会社に買収提案など日本企業に注目されている現状から鑑みて新しい株価の世界をみてみたいものです。

「リゲイン」の時代  綱木 良恵君(あいおいニッセイ同和損害保険)

 この度入会いたしました、あいおいニッセイ同和損害保険の綱木と申します。宜しくお願い致します。私は岐阜県高山市に産まれ、育ち、大学で、神奈川県に出ました。

 

 大学卒業時、大変な就職氷河期で、神奈川県で就職活動しておりましたが、全く決まらず、親の完全なコネで損保会社である、日産火災海上保険という会社に就職しました。名古屋で4年間勤めたのですが、地元である岐阜県高山市に、ニッセイ同和という損保会社が新たに支社を出店するとのことで、地元に戻り、転職しました。

 リゲインとは、栄養ドリンクで、「勇気のしるし、24時間戦えますか?」というキャッチフレーズでCM広告されていたのですが、私の今までの会社人生はまさしく「リゲイン」でした。

 今支社長という立場になり考えなければいけないことは、私が経験してきたリゲインという時代に受けてきたマネジメントから、仕事と家庭の両立をしながら社員のエンゲージメントを高めていくというマネジメントです。