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職場訪問 ~光彩苑~

 新型コロナウィルスの蔓延により例会等諸行事が大きく制限される中、職業奉仕委員会担当の『職場訪問』も当初の予定の1月28日から延期となっていましたが、ようやく実施する事ができました。

 今回は、乾光精機製作所様が運営されていらっしゃる『日本料理光彩苑』様を訪問させていただき、素晴らしいお庭や絵画を鑑賞しながらおいしいお食事を召し上がっていただくと言う企画でした。

 

 会場であります35畳の広間でまず目を引いたのは見事な天井の梁です。岡田委員長から茨城産の欅に木曽漆塗りで仕上げたものと説明があり、床の間の床柱にも珍しい黒柿や正目の杉を使用しているなどのこだわりをご披露いただき、掛け軸には阿島出身の長谷川石峯の『鐘馗像』、壁には神稲出身の片桐白登の『九龍壁』を鑑賞し、春を感じる松花堂弁当を賞味したのち、見頃にはまだ気持ち早すぎましたが、つつじの咲く庭を愛でての解散となりました。生憎の小雨模様の中ではありましたが多くの皆様にご出席いただき有難うございました。

職業奉仕委員会 正木 亮介

※ 長谷川石峯(はせがわ せきほう):喬木村阿島出身 1879~1904 25歳の若さで他界。武者絵画家 その優秀さは同郷の菱田春草と対比された。「鐘馗」(しょうき)とは、中国に伝わる道教系の神様。疫病除け、学業成就、端午の節句にも用いられる。

※ 片桐 白登(かたぎり はくと)神稲村出身 1906~1997