会長挨拶

「原点に帰り 一人ひとりが奉仕と親睦の理想を体現しよう」

第58年度会長 原  正治

   会長エレクト:岡田 寿久

   副  会  長:小島 嘉治

第58年度会長 原  正治
第58年度会長 原  正治

2023~2024年度

RIテーマ

「世界に希望を生み出そう」

ゴードンR.マッキナリーRI会長(スコットランド)

 

第2600地区テーマ

「手をつなぎ行動するロータリーの喜びを発信しよう」

折井 正明ガバナー(松本RC)


  ロータリーの目的は何か?それは、端的に言えば、奉仕の理念を、①個人生活 ②事業・専門職務、③地域社会、④国際社会において奨励・育成することにあると言われています。

 そして、奉仕の理念を実現する場において、人と人との繋がりを保ち、交流を充実させるためには親睦が欠かせません。それ故に、ロータリーの原点は、奉仕と親睦にあり、これを車の両輪の如く推進する必要があります。私たち会員一人ひとりが、ロータリアンとなった動機は様々でしょうが、本年度、改めてロータリーの原点に帰り、奉仕と親睦の理想を体現するために行動しましょう。

 

以下、本年度の重点活動について説明します。

(1)ポリオ根絶のため「古着deワクチン」END POLIOキャンペーンに参加すること

 ロータリーは、ポリオ根絶のためにこれまでも多大な貢献を果たしてきましたが、あと一歩に迫ったポリオ根絶のために、今後も毎年全ての国の新生児にワクチン接種をする必要があります。本年度の2600地区の重点目標として、地区全体が「古着deワクチン」END POLIOキャンペーンに参加することが求められています。

 そこで、下伊那グループとしても、4クラブが協同して10月21日に「古着deワクチン」の事業を遂行することになりました。これは、地区全体の統一事業として行うことにより、「ロータリーの公共イメージ向上」と「ポリオ根絶と会員増強に向けてのより大きなインパクト」になると思われます。

 

(2) 青少年奉仕活動の更なる充実を図ること

 急激な少子化の下、次代を担う青少年を育成することが重要な課題となっています。そこで、我がクラブの目玉となっている「ロータリー青少年の森林活動in泰阜」や「青少年功労賞表彰」を引き続き継続事業として行うと共に、一昨年度から始められた子ども食堂「Hug」への支援活動を定着させ発展させていきましょう。

 

(3) DEIの理念でクラブ運営を図ること

 Diversity(多様性)、Equity(公平性)、and Inclusion(インクルージョン・包摂)は、ロータリーのビジョン声明(「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人々が手を取り合って行動する世界を目指しています」2017年6月採択)の実現の為に不可欠であると言われています。この理念をしっかりと学び、クラブ運営の指針としたいと考えています。

 

(4) 会員相互の親睦を深め、会員が心地よく活動できるようにすること

 3年半近く世界中を襲ったコロナ禍が収束に向かっています。様々な制約を受けた触れ合いの場を復活・創出すると共に、DEIの精神で、一人ひとりの会員を大切にし、心地よいロータリー活動を築きましょう。

 

(5) 会員増強、特に女性と若年者の会員を増やすこと

 かつて90名を超える会員数を擁した我がクラブも、現在は53名の会員数となっています。これは、多分に先進国の中でも経済成長の鈍化が著しい日本経済の低迷を根本的背景とするものと考えられますが、DEIの理念に基づき、ロータリーへの参加者の基盤を広げるために、特に女性と若年者(壮青年)の会員を増やすことによって、少しでも状況を打開したいと考えます。

 

以上、一年間どうぞ宜しくお願い致します。 

第58代 飯田南ロータリークラブ 会長 原  正治