2019年8月24日(土) 於:松本大学
はじめに古川ガバナーより、ロータリー米山記念奨学事業の大切さと重要性、米山への理解を深めて頂きたいとの話があり、続いて、島田米山記念奨学委員会カウンセラーから去年で50周年を迎えた米山記念奨学事業の歴史についての話、日本のロータリーの創始者「米山梅吉翁」が始めたのではなく、その偉業を記念し、後世に残るような有益な事業を立ち上げたいと1952年に東京ロータリークラブが始めた事業である事、また 2018~2019年度は816名の奨学生の全体採用を決められたとの話などがありました。
次に、町田米山記念奨学会委員長より、今回のセミナーのメイン講師の紹介があり、よねやま親善大使である「アブデルアール、アハメド・マハムード・ムハンマド氏」(エジプト出身)に「米山奨学事業の重要性について」お話をいただきました。
~まずは自己紹介を
1986年、エジプト ルクソールに生まれ、大学で勉強する傍ら、カイロの日本文化センターで日本語を学び、大学卒業後は日本の旅行社のカイロ支店で働く。さらなる語学力向上を目指したいと2010年10月末、日本に私費留学をした。
2012年4月、関西大学大学院修士課程に進学。翌年から2年間、米山記念奨学生となり、ロータリーの奉仕活動に積極的に参加するとともに、チームライラの一員として、若者のためのリーダーシップ養成プログラムの作成に尽力。2016年ソウル国際大会のプログラムとして開催されたヤングリーダーズサミットにも参加し、世界中から集まった若者たちと交流、世界が直面する問題の解決方法を話し合うなど、精力的に活動した。
2015年4月、早稲田大学大学院文学研究科の博士後期課程に進学。専門は、古代エジプト考古学。研究活動のほか、日本でのエジプト・アラブ文化およびアラビア語の普及のために、イベント開催やテレビ等への出演、小中学校での国際理解教育への協力など、活動は多岐にわたる。
2018年7月より、第3代よねやま親善大使として委嘱を受け、活動を開始しているということです。
話の中で興味深かったのは、米山奨学生の時、世話クラブ国際ロータリー第2660地区大東中央RCの例会に毎週出席してロータリアンとの交流を通して学ぶことが多かったこと、また深い人間関係ができた話とかビールはエジプト生まれだとか、極めつけは将来はエジプト大統領になりたい という話です。 本心なのか冗談なのかわかりませんが、もし本当に大統領になって日本とエジプトの友好を深めてもらえたら凄いことですね。
ちなみに、よねやま親善大使は日本全国の地区・クラブを訪問し、スピーチと交流によって米山記念奨学生事業の理解を深めるPR活動をしている方々です。その後、講評として ロータリー米山記念奨学会財務委員会委員、地区研修委員の望月パストガバナーにより米山カウンセラーの経験を通して米山奨学金制度の大切さについての話がありました。
又、2600地区の米山への寄付金額は全国的にみて少ないので、もう少し米山事業の重要性に理解を深めていただきたいとの話がありました。
報告者:米山記念奨学会 小委員長 三村 勇二