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ロータリー財団地区補助金事業「ロータリー青少年の森林活動」

 ロータリー財団地区補助金事業としての「ロータリー青少年の森林活動」を9月29日(日)アイパークやすおか公園で社会奉仕・青少年奉仕委員会合同の担当例会として行いました。天気も心配されましたが秋晴れの中楽しい例会になりました。

 横前 明泰阜村長様をはじめ、アイパーク公園管理者の皆様、NPO法人グリーンウッドの皆様10名ほど、だいだらぼっちの子供たち17名、クラブ会員、家族35名と多くの方々が参加し賑やかに開催することが出来ました。

 昨年までのツツジや10月桜の植栽から、本年度は「ハッチョウトンボ」の観察用桟橋作り・立て看板の設置等を補助金事業として行いました。

「ハッチョウトンボ」は日本一小さなトンボで、一円玉の中に入る大きさです。本州・四国・九州と広く分布しておりますが、環境問題等でこの数を減少させております。

 駒ヶ根市では市の昆虫に指定されています。泰阜村でも休耕地を整備して「ハッチョウトンボ」の生息できる環境作りに取り組んでおり、当クラブでも泰阜村と一緒に観察用桟橋を利用しながら生態を見守っていきたいです。

 「アサギマダラ」のマーキング活動においては、公園横の「アサギマダラのレストラン」にて、飯田市在住のアサギマダラの生態に詳しい桜井正人様(正木さんのところの元社員さん)より説明を受け、蝶の採取に子供たちがはしゃぎ廻り、大人たちも童心に返り楽しく開催できました。

 「アサギマダラ」は秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡りの個体が多く確認されており、まだ少数ですが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体も発見されています。長野県内でも大町市・宮田村もマーキング活動が盛んで、宮田村では「アサギマダラの里づくり」「里親制度」などに取り組んでいます。

 お待ちかねの懇親会では 昨年度より半月位早い活動となり「松茸」を口にする事が出来ませんでしたが、「秋刀魚」「蜂の子」と食欲の秋を堪能致しました。

「ロータリー青少年の森林活動」以外にもアイパークやすおかへ足を運んで「ハッチョウトンボ」「アサギマダラ」の観察をしたいものです。貴重な体験をありがとうございました。

報告者:青少年奉仕委員長 笹原久仁彦