自衛隊長野地方協力本部 飯田出張所 所長 北原 剛様、副所長 酒井真須美様
3月18日例会には自衛隊飯田出張所から北原 剛所長様と酒井真須美副所長様にお越し頂き、自衛隊の災害派遣任務についてお話し頂きました。
自衛隊の災害派遣は、震災や豪雨、火山噴火などの自然災害、離島からの急患輸送や遭難者の捜索、被災者の給食・入浴等、また福島での原子力災害、地下鉄サリン事件や日航機墜落事故など消防のみでは対処が困難な事件・事故など非常に多岐に渡ります。そしてそれらに対応する為の自衛隊の持つ装備、専門知識と訓練が私たち国民を守ってくれていることを再認識いたしました。
また防衛出動は当然ですが、災害派遣であってもその出動は自衛隊法によって厳格に定められており、要請を待ついとまがない緊急事態と考えられる場合(震度5弱以上の地震など)を除いて、各都道府県知事などの要請によって防衛大臣等のしかるべき者が出動を命令して初めて活動が出来る仕組みとなっており、法の下で文民統制されています。
お話しを伺い国防以外の”従たる任務”である自衛隊の災害派遣任務は今まで自分が持っていた知識を超えるもので、彼らの存在は日本国民の暮らしに欠かせないと改めて感じました。
最後に、自衛隊が”主たる任務”の国防に至らぬよう、私たちロータリーも平和を唱え続けて行かなくてはと強く思いました。
報告者:会長 梅村 大助