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ロータリー財団・米山 地区セミナーに参加して

 8月27日(土)「ロータリー財団」と「米山記念奨学会」の地区セミナーがオンラインにて開催されました。参加した方を代表して報告をしていただきます。

【ロータリー財団セミナー】

 今回のセミナーではウクライナ支援とポリオ根絶の二つが大きなテーマでありました。

 ウクライナ支援では、日本中の地区やクラブが募金や地区活動資金(DDF)を災害救援基金に拠出し、その総額は340万ドル(4億4000万円)となりましたが、そのままではウクライナ支援に使用できません。全世界からは1600万ドル以上となっていますが、800万ドルは未使用です。

 

 災害救援基金は被災地区から申請することが建前でありますが、ウクライナでは世界中の地区から申請が可能となっています。支援金は一地区2万5000ドルの制限があり、現金送金できませんので物品支援となります。

 

 現地からの要請もあり救急車・消防車を隣国より届け、またキーウ近郊の復興プロジェクト(仮設住宅)等に支援しております。この支援プログラムには新たな資金はいりません。

 

 ポリオ根絶はRIの最優先事項であります。昨年は一桁の発症数でしたが、WHOによれば既に20名に達しているとのことです。日本政府も100億円拠出している運動であり、皆様のさらなるご協力をお願い申し上げます。

報告者:ロータリー財団委員長 大田中峰雄

【米山記念奨学会セミナー】

 毎年の「米山地区セミナー」がオンラインで行われ、宮下委員長の代わりに参加しました。当日は登録が79人、上沢ガバナー・町田地区米山委員長の挨拶のあと、地区米山学友のケルビンさん(2017~2019に信大理工学部、長野南RC、マレーシア)から、今居る日本でのこと(仕事は電気工事、ローターアクターである)等の講演があり、次に山浦会員(蓼科RC)が米山への寄付向上のための一案を示され、成田研修委員の講評で締められました。

 

 55年間の歴史ある「ロータリー米山記念奨学事業」は、国際ロータリーが認める日本の多地区合同活動であり、究極は“平和国日本”の世界へのアピールです。これまでの累計奨学生数は2.2万人余、その出身国は129に及び、2021学年度では事業費が14.5億円、奨学生数は全国34地区で910人(2600地区は15人)です。当クラブには、過去5人の奨学生の世話クラブ・カウンセラー、地区米山副委員長・委員の出向、4人の米山功労者メジャードナー(10回以上)等の実績があります。

 

 なおこの6月末現在で、当地区54クラブの内、累計寄付額は5.7千万円余で4番目ですが、毎年の地区目標「一人2万円(普通寄付+特別寄付)」の個人平均寄付額では、1.7万円と地区14番目に甘んじております。皆さんの特別寄付への積極的な寄付(寄付金控除あり)をお願いする次第です。

報告者:米山記念奨学会委員会 中島 康夫