· 

国際ロータリー第2600地区「下伊那グループIM・会員セミナー」開催

 令和5年3月5日(日)午後からシルクホテルで「INTERCITY MEETING」が実施されました。

観光をテーマにした2部構成で、下伊那の発展に資する気づきの多いものでした。

 第1部は「伊那地域の今後の観光」と題してJR東海顧問等を務めておられる須田 寛先生にご講演を頂きました。観光客には波動があり閑散期と繁忙期では10倍程度の差が生じる事もあるため、平準化が重要であり、そのために隠れた観光地の紹介、観光オフシーズンのコンテンツの魅力発信、自治体や交通機関・観光会社等による連携組織の発足が大切であるとお話を頂きました。

 

 第2部では「観光客誘致に飯田は何をすべきか」と題して日本観光通訳協会常務理事の北村 嵩 先生にご講演頂きました。三遠南信道やリニアの開通という好条件を活かす為に埋もれている観光資源の発掘の重要性、2次交通の整備やマイカー観光客による渋滞、市民生活への影響も早い段階で対策が必要とお話頂きました。また、各組織・団体毎の情報発信の一元化や効率化についても触れ、盛岡市がSNSインフルエンサーと連携しNYタイムズの「今年行きたい観光都市」の第2位となった例を挙げ情報発信を含めた観光行政の在り方についてもお話を頂きました。

 

下伊那エリアは大きな可能性の広がりを目前にしており、課題はありますが下伊那の魅力を多くの方に知って頂く日が早く来ると素晴らしいと思いました。

報告者:青少年奉仕委員会 泉   元