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ゲスト卓話 JDA-DATリーダー・管理栄養士 防災士 林 静子 様  

 JDA‐DADリーダーとして今年元旦に起こりました能登半島地震において、災害支援活動をされた林様に講演頂きました。

 

 JDA-DADは「日本栄養士会災害支援チーム」でH23年3月の東日本大震災を機に創設され、被災地の医療・福祉・行政栄養部門と連携し緊急栄養補給物資の支援活動をおこなっている事を説明頂きました。

 

 その上で、災害への備えから実行すべき具体的な行動として、R1年の長野千曲川決壊を例に、

・ハザードマップの確認(千曲川流域はすでにレッドゾーンに分類されていた)

・学校の避難所は必須(ゲームで避難所体験、避難所には外国人、介護が必要な人、乳幼児、妊婦等、様々な事情を抱えた避難者が集まる)

・ローリングストック(最低3日分の食べ物)

・100均の水筒に飴玉や笛、寒さから守るアルミシート等を入れて常に持参する

・暖かいものを食べる方法(カセットコンロ、小さな鍋用意し配給のおにぎりをお粥に)

他にも様々な具体例も教えて頂きました。

 

 結びとして、被災した七尾高校の卒業式の言葉

「私たちは日常というものがどれほど尊いかを知っている。それは一瞬にして奪われながら、直ぐには取り戻す事ができないもの。だからこそ今あるこの日々を大切にしながら、感謝の気持ちを忘れずに前に進んでいきます。」

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」事のない様に備えが常に必要であり、日常への感謝を再認識した講演でした。

報告者:公共イメージ向上委員長 熊谷 知穂