今年度の文月会「親睦会」は、今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」が紫式部を主人公として放映されている事から、源氏物語に描かれた帚木・園原の里を訪れました。総勢19名で、6月3日(月)に開催されました。
当初、大雨の影響でがけ崩れがあり、通行止めの心配がありましたが、応急復旧工事により通行止めも解除され、また、当日は晴天に恵まれ、一安心。
はゝき木館でガイドの林さんと合流し、神坂神社の静かな境内でお参りさせていただき、暮白の滝を遠くで眺め、滝見台で皆さん力いっぱい皿投げ祈願をし、その後伝説の木「帚木」に向かい、息を切らし遊歩道を歩きました。間近で観る帚木は二回の台風で倒れ、根元しか残っていませんでしたが、今なお生き続けていることに密かな感動を覚えました。
昼食前に、開湯50周年を迎えた昼神温泉「桂月」で、源氏物語研究家長沼万里先生に源氏物語について講話をしていただき、興味深く聞かせていただきました。そして、桂月さんの美味しい料理に舌鼓をうち、入浴も楽しんで、園原の旅は終了。
時代を超えて、今なお多くの人々を魅了している源氏物語の奥深さに感動するとともに、ちょっぴり学識が深くなったような気が致しました。今回の親睦会に関係して下さった方々に深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
文月会世話人 原 清美