「電気の安定供給に向けた取り組み」
今回の職業奉仕委員会の担当例会は、「電気の安定供給に向けた取り組み」といった内容で、中部電力パワーグリッド(株)飯田支社長で、飯田RCにも所属されている林克彦様に、ご講演をいただきました。
日本は資源が乏しくエネルギーの自給率が12%と低いので、電力については石油やLNGの多くを中東から輸入しており、太陽光発電等の再生可能エネルギーや原子力発電も活用して、バランス良く運用されていると言われておりました。
長野県内で使用されている電力の7割以上を、日本海側にある上越火力発電所がまかなっている事は以外でしたが、飯田下伊那の電力は駒ヶ根の南信変電所から送られていて、夏よりも冬の暖房での電気使用量の方が多いのはわかるような気がしました。
また、停電の原因は倒木が7割だそうで、事前に危なそうな木は伐採されているといった停電防止の取り組みや5分以上停電した時には現地へ行かれるといった停電時の対応について、お話がありました。
地震や台風等の大規模災害に備えてそれぞれの自治体とも連携して協力体制をとられているそうで、現代社会のインフラでもある電気の安定供給に向けて、様々な取り組みをされている事がわかりました。このところ地震や台風で停電のニュースをよく聞くようになりましたので、最後に紹介されていたスマホアプリの「停電情報お知らせサービス」を、今後の備えとして設定しておかれるも良いかと思います。
報告者:職業奉仕委員長 今村 和広